会計のことが面白いほどわかる本(会計の基本の基本編)前編

スポンサーリンク
読書レビュー

なぜこの本を読もうと思ったか

僕は薬学部の3回生なので、一見この本とは何のかかわりもない人間です。

そんな僕がこの本を手に取った理由はこの本にあります。

僕は薬学を勉強することで、製薬会社などに就職して、給料をもらい、それで生計を立てて生きていこうと思っていました。しかし、それでは貧乏父さんと同じ轍を踏むことになります。

だから僕は、会計学を学ぶことで、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフローについて理解し、自分の資産の増やし方を学んだり、投資に関する知識を得たいと思って、この本を読み始めました。

誰が対象で、何が知れるか

この本は、会計や投資の知識が全くない人でも理解できるように、対話形式で書かれています。
実際、僕はそのような知識は、金持ち父さん貧乏父さんで出てきたから名前だけ知っている程度でしたが、理解できない内容はなかったです。

会計の基本の基本編では、貸借対照表と損益計算書の見方がメイントピックで、それらを理解するために複式簿記の基本も知ることができます。

このページでは、この本で得た知識のみで例題と解答例も作ってみているので、それを見て、この本の内容やレベルをチェックしてみてください!

会計の基本の基本編

第1章 株式会社の仕組みと会計の役割

株式会社が存在するためには、全国の投資家のお金を集める必要があり、それは、株式や債券を通して集めるが、投資家の信用を得るためには株式会社の活動を投資家に知ってもらう必要がある。財務会計は、会社の活動を表しており、それをもとにして投資家はリターンを求めて企業に投資する。

会計の知識は株式会社の活動を反映して公開するためのものなので、株式会社のことを知ることも必要です。
株主と債権者の違い、資本コストなどの説明がされています。
この章は、投資に興味がなくても知っておかなければならないような知識を説明してくれていたので、とてもためになりました。

例題

問1 株主と債権者の違いを説明せよ。
問2 資本コストとは何か説明せよ。

問1解答例:
株式は会社の所有権を分割したものなので、株主は会社の意思決定にかかわることができ(株主総会に参加でき)、会社の利益の一部を配当という形で受け取ることができる。
債権者は社債を購入して会社にお金を貸しているだけなので、会社の意思決定にかかわることができず、貸したお金に対する利子を受け取れるだけで配当はもらえない。しかし、債権者は会社が倒産したときに株主よりも優先的にお金が返済されるので、株主に比べてリスクが少ない。(必ず返済されるわけではない。)

問2解答例:
安全利子率とリスクプレミアムの合計と債権者に支払う利子率の平均である。
安全利子率とは、国債などの返金が保証されるものに対する利子率のことである。機会費用の指標として安全利子率が用いられている。
リスクプレミアムとは、投資家が株式に投資して、お金を失うかもしれないというリスクに見合うだけの価値のことである。
機会費用とは、投資に用いられたお金を、別の使い道に利用した際に得られていたはずのメリットの損失のことである。例えば、投資せずに服を買っていれば服を得られるというメリットを得られるはずだし、国債に融資していれば、安全利子率分のお金を得られていたはずである。

第2章 複式簿記

複式簿記は、お金の流れを一行で表現できる会計の記入方法である。5種類に分類される勘定科目を用いて、お金の増減、お金の使い道、お金の増減の原因などを表せる。複式簿記の内容から財務諸表を作ることで株主や投資家に情報を公開することができるようになる。

この章では、複式簿記の仕組みについて説明しています。この章から会計用語がバンバン出てきました。一回通し読みしてからもう一度読むと割と内容はつかみやすいですが、一回目はきつかったです。

例題

問1 勘定科目 資産・負債・資本・収益・費用 についてそれぞれ説明せよ。
問2 財務諸表とは何か説明せよ。

問1解答例:
資産は将来、会社にお金を生み出すもの。
負債は将来、会社からお金を取っていくもの。
資本は資産から負債を除いたもので、株主の持ち分となるもの。
収益は会社の成果によって、今期にもたらされたお金のこと。
費用は収益を生み出すために、今期に使われたお金のこと。

問2解答例:
財務諸表とは、貸借対照表と損益計算書とキャッシュフロー計算書のことです。
貸借対照表は、資産・負債・資本(ストック科目)を用いて、ある時点で会社の持っている資産・負債・資本 がどれだけ残っているかを表すことができます。
損益計算書は、収益・費用を用いて、ある期間で会社の生み出した 収益・費用 を表すことができます。

第3章 取引をいつ記録するか

会社では、商品の取引の後にお金の取引を行う信用取引が非常に多い。そのため、会計に記録するタイミングを定義することが難しい。そこで会計学においては、発生主義と実現主義の二つの考え方を用いることで会社の活動の実態と実際のお金の流れの二つをできる限り正確に反映させられるようにしている。

難しい内容なのかもしれませんが、非常にわかりやすく書かれていました。またこの章では、減価償却についてもわかりやすい解説が述べられていたので、僕なりにまとめなおしてTopicで書いています。

Topic 減価償却

減価償却という単語はよく聞きますが、理解していない人が多いんじゃないでしょうか?僕もこの本を読むまでは一切わかりませんでしたが、説明できるようになりました!
※下記はあくまでこの本の解説に基づいた理解で説明しています。

減価償却とは、”費用として計上するべき支出を一旦資産として計上し、その資産を長期にわたって費用化することで、費用の繰り下げを行うこと”です。

例えば、ある会社が10億円の工場を買ったとします。この10億円をそのまま費用として計上すると、今期の損益は大赤字になってしまいます。また、来期は新しく建てた工場が生産した商品によって売り上げが上がっているにもかかわらず、工場の費用が0なので、来期は大黒字となります。

しかし実際の会社の活動としては、長期にわたった収益のために工場を建てているわけですから、これは費用の定義とずれが生じ、会社の活動を正しく反映することができていません。

そこでこの工場は、いったん資産として計上し、将来生み出すであろう収益を予測してそれに対応させるように毎期、費用として計上します。これが減価償却です。

例題

問1 発生主義・実現主義について説明せよ

問1解答例:
発生主義は、取引が生じて、収益を得る確率が十分高まったときに記録する考え方で、主に費用について用いられる。
実現主義は、実際に現金をもらったり、債券を受け取った段階で記録する考え方で、主に収益について用いられる。
実現は発生の後におこるため、費用の計上は収益の計上よりも先に行われる。この理由は、収益が増えると資産が増え、資産が増えると資本が増え、資本が増えると配当が増え、配当が増えると会社が使えるお金が少なくなるからである。また、配当が増えた後に、貸し倒れ(本来支払われるはずのお金が相手会社の倒産などによって支払われないこと。)が起こると、会社にとって非常に大きな打撃となるからである。

第4章 取引をいくらで記録するか

資産は将来にお金を生み出すものであるため、状況によって価値が増減する。この資産をどう評価するかが会計の大きな問題の一つである。
会計では、金融資産は時価主義、事業用資産は取得原価主義で評価することにしている。
この評価方法を採用することで、会社の活動の実態を財務諸表に反映させることが可能となる。

資産の評価は資産の増減に直結するので、できる限り客観性を持った評価をしよう!とまとめられると思いました。

例題

問1 金融資産は時価主義、事業用資産は取得原価主義で評価する理由を説明せよ。

問1解答例:
時価主義とは、その時の評価額に基づいた値段で評価することである。
金融資産で時価主義が採用される理由は、金融資産は売ろうと思えばいつでも売ることができるので、会社の行った投資がうまくいっているのかのほうが重要であるからである。
取得原価主義とは、資産を取得したときの原価のままで評価し、 (ただし費用化された分は除く) 商品を実際に売れた段階でその資産の評価益を評価することである。この考え方は実現主義の考え方と類似している。
事業用資産で取得原価主義が採用される理由は3つあり、
1つ目は、取得原価はもし今売ったらという仮定を用いず、原価という実数値から計算するので、客観性に長けているから。
2つ目は、事業用資産は会社が売るという活動を行った成果として収益化するものなので、会社の活動を反映させるには売れた段階が適切であるから、
3つ目は、事業用資産は売れるまで収益となるかが確定しないので、むやみに資産を大きくすると資本が大きくなってしまい、配当が大きくなってしまうから、
である。

↓第5章 貸借対照表 と 第6章 損益計算書 は大事なトピックなのでこちらのページにまとめています!↓

↓めっちゃわかりやすかったのでおすすめです!↓

カラー版 会計のことが面白いほどわかる本<会計の基本の基本編> | 天野 敦之 |本 | 通販 | Amazon
Amazonで天野 敦之のカラー版 会計のことが面白いほどわかる本。アマゾンならポイント還元本が多数。天野 敦之作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またカラー版 会計のことが面白いほどわかる本もアマゾン配送商品なら通常配送無料。

コメント

タイトルとURLをコピーしました